シロギス船釣り完全ガイド|仕掛け・タックル・釣り方からレシピまで徹底解説


シロギスは最初の船釣りにぴったりな魚です
シロギスは「初心者でも数釣りが狙え、食べても絶品」という東京湾の王道ターゲットです。
半日船も出ているので、家族で楽しめる釣りとしても最適です。
。釣った後はレシピの幅広さで食卓も華やかになるので、初めての船釣りにぴったり
特徴

東京湾のシロギス釣りの歴史
シロギス釣りは東京湾の船釣り文化の中でも最も古い部類。江戸時代から「江戸前のキス」として庶民に親しまれ、現在もファミリーフィッシングや船釣り入門に最適なターゲットとして定着しています。
特徴
体長15〜25cm前後、体は細長く銀色で美しい。引きは小気味よく、手持ち竿でのアタリは「ブルブルッ」と心地よく、釣趣に富んでいます。
住んでいる場所
東京湾では砂泥底に群れを作って生息しています。水深は5〜30m前後の浅場が中心。夏は湾奥、秋はやや沖合とシーズンによって分布が変わります。
大きさ
平均サイズは18cm前後。20cmを超えると「良型」、25cmを超えると「大型」で釣れるとうれしいサイズです。
釣れる季節
春先(4月頃)から釣れ始め、6月〜8月にピーク。秋口(10月頃)まで楽しめます。
生活史
シロギスは一年魚とも呼ばれ、寿命は1〜2年。産卵期は初夏で、砂泥底に卵を産み落とします。成長が早く、初夏に15cm前後、秋には20cmを超える個体も出てきます。
東京湾の船宿
湾奥の金沢八景・横浜・川崎、内房の木更津・富津など、東京湾全域でシロギス専門船が出ています。夏休みシーズンは家族連れでにぎわいます。
美味しい食べ方
代表格は「シロギスの天ぷら」。ふわっと軽い食感と上品な甘みで、日本料理の花形。刺身は新鮮な釣り人の特権で、昆布締めにすると旨みがさらに増します。
仕掛け
主な釣り方(船釣り)

出典:Shimano HP
天秤仕掛け:オモリ20〜30号を使い、2本バリ仕掛けで底を小突くのが基本。テンビンがテコのようになりあたりが分かりやすい
胴突き仕掛け:根掛かりの多いエリアや初心者には扱いやすい
- 基本は市販仕掛けで十分。1セット200〜300円程度で購入可能。
- 船宿によっては仕掛けを配布してくれる場合もあるので、事前確認を。
- ハリは7〜8号が標準。エサは青イソメが定番。
さばき方
船の上での処理
釣れたらすぐクーラーに投入。シロギスは弱りやすいため、氷水でしっかり冷やし込むのが鉄則。
持ち帰った後のさばき方
- 鱗は柔らかいので包丁や鱗取りで簡単に落とせる。
- 三枚おろし、または骨ごとぶつ切りで調理可能。
レシピ

シロギスの天ぷら
衣は薄めでサクッと揚げると、身の甘みと香りが際立ちます。
シロギスの刺身
釣った人だけが味わえる透明感のある刺身。昆布締めもおすすめ。
シロギスの塩焼き
シンプルながら旨みが引き立ちます。
まとめ
シロギスは「初心者でも数釣りができて、食べても絶品」という東京湾の王道ターゲット。家族で楽しめる釣りとしても最適で、釣った後はレシピの幅広さで食卓も華やかになります。